天才調香師レオナール・ヴェイユ〜香りのおすすめ本③

Ylanite KoppensによるPixabayからの画像

セラピストによる、香ってきそうなおすすめ本。

また、調香師をテーマにした本のご紹介をさせていただきます。

以前紹介した、調香師 成瀬馨瑠の芳醇な日常 は女性の調香師のお話でしたが、今度は男性(容姿端麗)の天才調香師の物語です。

若くして世界的大ヒットとなる香水を生み出した天才調香師

レオナールヴェイユは、その後

たった一人のために香水を作る、伝説のプライベート調香師となります。

彼に依頼をしてもなかなか引き受けてくれないという噂があるなか、

デザイナーを目指す瑞希に、返事が届きます。

調香師レオナール・ヴェイユの香彩ノート

小瀬木麻美 著 (ポプラ文庫ピュアフル)

とにかく風景や香りの描写が素敵で、本当に香ってくるような感覚になります。

絵画を香りで表したり、逆に香りを絵画のようなイメージでで表したり

芸術の世界の奥深さを感じることもできます。

そして、やさしさに溢れた依頼ばかりで感動します。

香りは消えてしまうものだけど、形あるものよりも

人の心を動かすことができて

記憶に残るものなのだと、改めて思い知ります。

少し早起きして、春の風を感じながら読みたい一冊です。

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2020年4月26日 9:23 PM  カテゴリー: blog, book

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