PETRA〜香りのおすすめ本④
昨年夏、すっかりアラジン実写版にはまった話はもう何度も?しましたが、
その流れで中近東の香料やハーブ、スパイスへの興味も増していました。
そこで出会ったのがこちらの本。
PETRA (ペトラ) 薬草療法士ライラの物語
ワンダ・セラー著 バーグ文子 訳 フレグランスジャーナル社
浮浪児のライラという女の子の一生を描いた物語。
トパーズ(宝石)を盗んだ末、医師ゼファーと出会ったライラは、
薬草療法士 として活躍するのですが、
傷口に香油を塗ったり、ハーブウォーターでラクダの傷口を拭いたり、
色々なハーブをブレンドして薬を作ったり、石鹸を作ったり・・・
と、アロマ関係やハーブ好きは反応してしまいます。
ペトラは、“香料の道” と呼ばれる長い道のりの途中にある都市として発展したところらしいです。
ミルラや、フランキンセンスなど、香料としても薬としても使いみちがあるものがラクダに乗せて運ばれて売買されていました。
とはいえ、香料の話というわけではなく
あくまで、ライラという女の子の物語が本筋。
これまた波乱万丈で、ちょっと辛くて読んでられない・・・というところも。
でも、ストーリー展開も面白くて、文章もセリフもすんなり入ってくるので
ライラ、砂漠、ペトラに入り込んでしまう物語です。
個人的に地味に結構衝撃だったのが、
物語の中で バッタの大群 の話が出てくるんですが・・・
(バッタの大群が現れて、農作物を全滅させる)
まさか、農家が潰れるほどのバッタの大群なんて、そんな事ある?と物語を読んでいた当時は思ってたんです・・・
でも、最近ニュースでも見ますよね・・・パラグアイやアルゼンチン
アフリカは大変なことになっているとか。
お・・・恐ろしい・・・バッタの大群・・・
絶対日本に来ないでください。。。
話は脱線しましたが、PETRA
夏の暑い日に、砂漠やラクダの世界に脳内旅行するのにおすすめです。
過去に投稿した香りのおすすめ本シリーズはこちら↓