「おいしいボタニカル・アート~食を彩る植物のものがたり」~SOMPO美術館へ
2021年に東京都庭園美術館で開催された
「キューガーデン
英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」
キューガーデン英国王室が愛した花々・シャーロット王妃とボタニカルアート展へ
でどっぷりボタニカルアートの魅力に惹きつけられた私
今回は、SOMPO美術館で行われている
「おいしいボタニカル・アート展~食を彩る植物のものがたり」
へ行ってきました。
“おいしいボタニカルアート”とのことで、
食べられる植物=果物や野菜などの絵がたくさん!
思わずおなかがグ~っとなるようなおいしそうな作品が沢山ありました
ボタニカルアートとは
ボタニカルアートとは、
植物を植物学的に正確に表している絵画のこと。
写真や動画などなかった時代に、科学的研究のために描かれたもので
昔の植物学や薬草学の書籍には欠かせない絵画でした。
その、正確さや緻密さに驚きますが
ボタニカルアートは、現代では研究のための科学的な目的だけでなく、
芸術的にも素晴らしい!と評価されていて、科学と芸術を兼ねそろえた絵画として人気です。
写真では表現できない美しさとわかりやすさ、温かさを感じることができますね。
食べ物・飲み物の歴史を感じる
今回も、英国キュー国立植物園に所蔵されているボタニカルアート作品の展示が多かったのですが、それもあってか、イギリスの食文化や飲み物の文化、歴史をめぐるような展覧会でした。
野菜や果物だけでなく、
お茶の木やコーヒーの木、カカオ、アルコール飲料など
飲み物の歴史も興味深かったです。
そして、ハーブ&スパイスコーナーも!
ハーブやアロマテラピーの勉強をしてる方にはおなじみの歴史上人物
ジョン・ジェラード 『本草書または植物の話』1597年の
じゃがいもやトウモロコシの絵画や、
ニコラス・カルペパー 『カルペパー薬草大全』1814年(初版1653年)
のたくさんの草花たちの絵も見ることができました。
展示最後に見ることができた『ビートン夫人の家政読本』は、
ヴィクトリア朝の家政書なんですが・・・分厚くてびっくり笑 広辞苑より分厚いと思います・・・
あと、少しですが、ミントンやウェッジウッドなどの食器類も展示されていました。
撮影可能なところは少ないですが、第二章の果物のコーナーは撮影可能でした
先人たちのおかげで今がある
ボタニカルアート、やはり大好きです。
そして、こうしてたくさんの先人たちの研究や知恵があったからこそ
おいしいものが食べられて、
今こうして私もアロマテラピーやハーブを使うことができているんだ
と改めて実感しました。
私もボタニカルアート描いてみたい!と思いつつも
細かい作業が苦手・・・すぐ集中力が切れてしまいそう・・・笑
でも習ってみたいな~と思ったり。
いつか1枚はとっておきの作品を描いて完成させてみたいな~
2023年1月15日までですが、ご興味ある方は観に行ってみてはいかがですか?
英国 キュー王立植物園
https://www.sompo-museum.org/wp-content/uploads/2022/09/pdf_ex_botanical-art_list_v2.pdf
おいしいボタニカル・アート
食を彩る植物のものがたり
The Royal Botanic Gardens, Kew
Botanical Art and the Development of Delicious Food