精油の品質

前回、アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の違いについて学びましたが、精油(エッセンシャルオイル)の中でも、少し種類があるのでそちらも踏まえて、選び方などの参考にしていただければと思います。

※途中難しい表現も含みますが、最後に選び方を紹介していますので飛ばしてもいいので最後はお読みください。

ピュアナチュラル

アロマテラピーで使う精油の標準品質がこちらになります。

ピュアナチュラルは、人為的な加工をしていないもののこと。

天然精油100%、とか 100%Pureという表示がある精油がこれです。

オーガニック栽培の認証は受けていないけれど、※人為的な加工などはしていませんという商品です。

オーガニック

これは、聞いたことがある方がほとんどだと思いますが

無化学肥料、無農薬での有機栽培によって育てられた植物を使って抽出される精油が※オーガニック精油です。

※オーガニックに関する基準は国などによって異なります。

オーガニックではない精油を使ったとしても、量的にも人体に害が出るわけではないのですが、

農薬などに毎日触れて栽培している農家さんや、その周りの環境のことを考えると、

オーガニック精油を選ぶことは、結果的にそういう方々が農薬に触れる機会を減らして環境改善につながることになります。

オーガニック精油はピュアナチュラルに比べて価格が高いですが、環境配慮で選ぶセラピストの方は多いです。

※人為的加工とは

○脱フロマクリン・脱テルペンなど

こちらは、意味のある加工と言われています。

刺激性のある成分を取り除くことで、より安全に使用できるようにしたものです。

例)脱フロマクリン処理などで光毒性のある成分を除去

※ネイチャーアイデンティカル

「自然と同一の」という意味を持つ言葉で、精油の成分を参考にして

人工的に作られた香りのこと。ネイチャーとついているとなんとなく

天然なのかな?と思ってしまいますが、自然にあるものに似せて作った合成香料です。

芳香剤や入浴剤などにも使われていますし、

アロマテラピーの、芳香浴(香りをかぐ)用として販売されていることもあります。

✕ 偽和

精油は高価なので、天然と書いてあっても安価で販売されていたとしたら

まず「偽和」を疑ってください。

ローズやジャスミンなどのお花の香りの偽和が多いです。

偽和というのは、簡単に言うと水増しです。

無臭の植物油などで薄めて販売されています。

名前の通り、精油と”偽っている“ものです。気をつけましょう。

ケモタイプ成分分析表

成分分析表とは?

精油とは(2)で、“精油は、数十〜数百の化学物質が集まってできた混合物

と説明しました。

つまり、ラベンダーの精油と言っても、ラベンダーという化学物質があるのではなく、いろいろな成分が集まっているのです。

そこで、購入した精油に、どういう成分がどのくらい含まれているかを表すのが成分分析表です。

(精油の成分分析は、ガスクロマトグラフィーで分析されます)

ただ、日本で販売されている精油は、成分分析表が無いものが多いです。

というのも、研究目的や医療目的で精油を使うとき以外はそんなに必要ないからだそうです。(海外では精油を医療目的などでも使用します)

セラピストやインストラクターは、その細かな成分についてや化学についても学びますので、成分による効果や危険性、特徴などを把握するために、あったほうが良いという人も多いです。

(しかし実際は、成分分析された日から使う時まで時間がかかっていたり、保管環境の違いなどで成分が変化することも多いそうなので、細かな部分までは把握できないのかなと思います。)

成分分析表は、セラピストにとって様々な目安になるので安心感がありますが、成分分析表があるから良い精油、ないから悪い精油とは一概には言えないようです。

ケモタイプとは

成分の話をしましたが、なんと同じ植物でも違う成分で構成されることもあるのです。

ケモタイプ:同一学名の植物でありながら、土地や気候など生育条件の影響を受けて、含まれる成分の構成比率が著しくことなるもの。

AEAJ「アロマテラピー用語辞典」より

ローズマリーなどが代表的ですが、

  • ローズマリー・カンファー
  • ローズマリー・ベルベノン
  • ローズマリー・シネオール

などと学名のあとに書いてあったりします。(学名の話はしていないので、わかりやすくカタカナで書きます)

ローズマリーのあとに付いているのが、そのローズマリーの精油に多く含まれている成分のことです。

食べられるの?”食品添加物”登録された精油

日本の法律では、基本的に精油は ”雑貨” に分類されます。

しかし、食品添加物や化粧品として認証を受けているものがあります。

雑貨として販売されている精油と、食品添加物や化粧品として登録してあるもの違いは、認証を受けるか受けないか、(その必要があるか)の違いであって製品の品質を見極めるものではありません。

つまり、

「このブランドの精油は食品添加物の認定を受けているからすごく品質が高い!食べられるくらい安全!」

というような広告は疑ってください。(これを飲むと○○に効きますよ、などはさらに薬機法違反です)

精油を、フレーバーや香料=添加物として、また化粧品に入れる香料として、製品に加える際には認定を受けていないといけないという理由があります。

(添加物は均一に溶けている状態が正しい使用方法。水などに精油を入れても均一に溶けません)

それを ”食品添加物認証を受けた精油は食べられる、飲める” と安易に捉えてしまうのは間違っていますし、その考え方はとても危険です。

どんな認証を受けた精油でも、

精油は精油。

精油は、数十〜数百の化学物質が集まってできた混合物

とても高濃度なもので成分も変化しますので、家庭で食用や飲用として使用するのはリスクが高すぎます。

わたしたちが使う場合は、使用上の注意や使い方など含め、安全に使用するためにはどんな精油も同様に扱うべきだと思います。

オーガニックだから安心だとか、食品にも使われているから安心というのは、安易な考え方ですので気をつけましょう。(精油の安全性についてはまたブログに記載します)

精油の選び方

2020/4/30:追記

以上のことを踏まえ、精油を購入するときは目的を明確にし、

  • ・100%Pure,天然精油100%、やオーガニックと記載があるか
  • ・植物の学名や原産地がラベルに記載されているか
  • ・遮光瓶に入っているか
  • ・マルチ商法など自分に合わない商法で売られているものでないか
  • ・薬機法を無視して、〜に効く、〜の予防になる、などの販売方法をしていないか

などに気をつけて選びましょう。

以上の条件を満たしていれば、どこのブランドがいい!悪い!とかは主観的な部分なので、とくにありません。自分が気持ちよく使えるものを選びましょう。

個人的には、最初は専門店で購入することをオススメします。

どういった用途で使うかを店員さんと相談して質問などもできるからです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

精油の取り扱い方や注意点については、また次回のお勉強ブログで書かせていただきます。

<これを気にアロマテラピーを学ぼう> 

過去の投稿は以下からチェックしてください!

1.アロマテラピーとは

2.精油とは(1)

3.精油とは(2)

4.精油とは(3)

5.アロマオイルと精油の違い

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2020年4月26日 7:41 PM  カテゴリー: blog, Study, 未分類, 注意

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