悟りの象徴とも言われる”蓮(ハス)の花(ロータス)”の香りはどんな香り?〜三溪園早朝観蓮会〜

三溪園の”早朝早朝観蓮会”
毎年、夏の早朝に開催されている三溪園の”早朝観蓮会”へ行ってきました
毎年見たいな〜と思いつつ、前回初めて行ったのがなんと5年前でした・・・時が経つのは早い笑
朝7:00〜開演で車で向かいました
今年(2026年7月26日)は、前回よりあまり咲いていなくって少し残念だったのですが
猛暑日?酷暑日?を避けて、早朝少し涼しいくらいの日に行けてよかったです

「早朝観蓮会」概要
https://www.sankeien.or.jp/event/10455/
日 程| 2026年7月25日(土)・26日(日)、8月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)
時 間| 7:00~(閉園17:00)
*三溪記念館は8:00開館となります。各古建築は9:00まで雨戸を閉めた状態となります。
料 金| 入園料のみ (一部イベントは有料)
蓮の花について

蓮の花は、夏の早朝に静かに咲き昼には閉じてしまいます
よく、「ポンッ」という音が鳴るといいますが実際は鳴らないです(牧野富太郎先生も確認済みです笑)
蓮は水生植物で、水(泥の中)から2メートルくらい(もっと背の高いのもありました)
グイーンとまっすぐの茎が伸びて
傘みたいな大きな葉っぱと、両手を合わせて広げたくらいの大きな花を咲かせます
花びらは透き通るように薄くて繊細で綺麗なピンクや白色
中には鮮やかな黄色のおしべとシャワーヘッドのようなものがあります
蓮の花言葉は「清らかな心」「神聖」
泥の中でも、汚れなく繊細で綺麗な花を咲かせる姿が
”煩悩に染まらない悟りの境地”として仏教で最も神聖な花とされているそうです
蓮の花の香りを嗅いで感じたこと

今回は三溪園のスタッフの方に蓮の香りを嗅がせていただいたので
感想をシェアしつつ香りについて調べたことをまとめていこうと思います!
(蓮の花は池の中で背が高く咲いているので、なかなか香りを嗅ぐ機会はないと思いますが
切り取った花を嗅がせていただきました)
まず思ったことは・・・
ん?香り、ある?
大きな花なので強く香ることを勝手に想像して嗅ぎに行ったのですが
集中しないと香りがちゃんとわからないくらい
繊細でほのかな香りで驚きました
じっくり嗅ぐとようやく
花の優しい香りと少し爽やかな香り、深みのある香り、ほんの〜り土や森のような香りを感じられました
控えめだけど微かにちゃんと在る、そんな香りに
”清らかさ”を感じました
蓮の香り成分

蓮の香り、どんな成分なんだろう?と気になり調べてみたのですが
ハス(Nelumbo nucifera)の香りについて、信頼できる情報があまり見つかりませんでした。
研究論文はいくつか存在するものの、報告されている主要な香りの成分には違いがあって
「ハスの香りはこの成分が主体」と断定できるような情報は得られず・・・
でも調べる中で分かったことは、
- 品種によって香りの特徴が異なる
- 開花後の日数によって香り成分が変化する
- 朝・昼など採取する時間帯によっても香りが変わる
- 分析方法の違いによって検出される成分が異なる
ということ
なので、ある研究では「1,4-ジメトキシベンゼン」が主要成分とされていたり
別の研究ではリナロールやテルピネン4オールなどが多く検出されると書いてあったり・・・
これはどちらが正しい・間違っているということではなく、分析した花の条件が違うと結果も変わるのかな?
と捉えてみました
嗅いだ感想としては、リナロールやテルピネン4オールとかはなんとなくそうかも!と思いました
開花によって香りは変化する

ハスの花は数日間(4日)かけて開閉を繰り返します
花が成熟するにつれて揮発性成分の割合も変わるそうです
つまり、「ハスの香り」とひとことで言っても、開花初日の朝に感じる香りと、数日後の香りは同じではないようです
私が嗅いだハスは何日目だったんだろう?
香りについてもっと聞いてくればよかったな〜
と、こういうことって大体後から調べて思いますよね笑
ハスとブルーロータスは別の植物
香りの世界では「ロータス」という名前がよく使われます
蓮も、ロータスという英名がありますが
精油で見かけるブルーロータスはまた別物
ブルーロータスは名前に「ロータス」と付いていますが、植物学的にはスイレンの仲間で
古代エジプトで神聖視された花です
ちょっとややこしいですよねー
ブルーロータスの精油の香りも嗅いだことがありますが
香りも全く違いますね
ブルーロータスの方が癖強の主張強い感じです(精油を嗅いだからかもしれませんが)

まとめ
ハスの香りは、花の見た目の美しさと同じように繊細で奥深いもので、
その成分についてはまだ十分に解明されていないのかもしれません
でもだからこそ、魅力的で手の届かないような感じがするのかも?
なんでも分かってしまうとつまらないものです
そして、だからこそ、実際に咲いているハスの花の香りを
その瞬間だけ楽しむことに大きな価値があるのかもしれませんね
なんでも解明されて合成で作れるようになってしまうのは
ある意味で面白くないなあと思いませんか?
皆さんも、機会があればぜひ早起きして蓮の花を楽しんでみてください

あ、葉っぱも面白いですよ

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2026年7月26日 8:36 PM カテゴリー: blog, セラピストの日常のひとこま, 周辺情報, 植物と香りのお出かけ

